皆様は「食農」というキーワードはご存知でしょうか?
あまり聞きなれた単語ではないと思いますが、「食農」とは、これから農業が広まると共に徐々に広がっていくと思われるワードです。
「食農」は「食育」と対比されることが多いので、今回は食育を例に挙げながら食農についてお伝えしていきたいと思います。
もくじ
食育とは?
ここ数年で、「食育」という言葉はかなり浸透してきたのではないかと思います。
食育とは、私たち一人ひとりが健康な生活を送るための食について楽しく学び、学んだことを生活で活かすための取り組みを指します。
野菜農業.comの管理人も、大学生時代に小学生を対象に食育の普及活動を行なっていたので、認知が広まってきて嬉しい限りです。
こういった直接の教育も勿論ですが、食事バランスガイドが記載された商品のパッケージをご覧になられたことはありませんか?
こういった間接的なものも含めて、食育は幅広い活動が対象とされています。
食農とは?
では、「食農」とはどういった意味なのでしょうか?
食農は食育に比べると浸透されていない言葉ですが、簡潔に言うと「食育+農業」を指します。
具体的には、食べる前すなわち食物を育てて収穫するという一連の行動を実践し、大切に育てた作物を大切に食べるということを通して、農業活動について学んでいくという取り組みのことです。
食農の具体例
それでは、食農の具体例を見ていきましょう。
まず、学校と地域などで協力して野菜を栽培・調理して収穫感謝祭を行ったりといった地産地消がいたる地域で行われています。
また、農業体験を通して農業の重要性や地球環境への負荷の低減などを説いたりする、教育形式の強いものも食農として扱われています。
食農は地域一体となって行うことが一般的ではありますが、個人で食農の活動を行われている方も多く存在しています。
まとめ
今回は食農についてお伝えしました。
今はあまり知られていない食農ですが、これからの時代 農業の需要が高まってくることは目に見えているので、これから徐々に知られていくことでしょう。
きゃろさん
特に子供や若者が農業に触れる機会はとっても貴重なので、どんどん巻き込んでいきたいところですね。
これを機に食農にご興味を持たれた方は、是非お住まいの地域の食農活動に参加されてみてはいかがでしょうか?