皆様はニンジンをしっかり摂取されていますか?
ニンジンは、緑黄色野菜でもあり非常に栄養価が高く、言わずと知れた日々取り入れるべき野菜です。
今回は、我々の健康に欠かせないニンジンの魅力についてお伝えしていきたいと思います。
もくじ
緑黄色野菜とは?
そもそも緑黄色野菜の定義はご存知でしょうか?
緑黄色野菜とは、原則として「可食部100g当たりカロテン含量が600µg(マイクログラム)以上の野菜」と定義されています。(トマトやピーマンは摂取量が多いため基準を満たしませんが緑黄色野菜に該当します。)
カロテン
それでは、カロテンとはどのような栄養素なのでしょうか?
カロテンはニンジンで言うところのオレンジ色の色素で、視力の維持・がん予防・免疫力の強化・アンチエイジングなど、健康を保つために重要な働きをする必須級の栄養素です。
その重要性のわりに、摂取できる野菜が限られていることから、緑黄色野菜というカテゴリを作って認知を広めているのです。
また、カロテンは加熱調理することで体内での吸収率が高くなります。
加熱調理の中でも茹で調理より油で調理する方が吸収率が高くなるため、吸収率を高めたい場合には、炒め物か揚げ物で食べるのがオススメだ。
ちなみにニンジンはカロテン含量が最も高い野菜で、約5000μgも含まれています。
ニンジンの種類
ところで、ひとえにニンジンといっても様々な種類があるのはご存知でしょうか?
普段よく見かける一般的なニンジンは5寸ニンジンと呼ばれており、そして正月に縁起物として出回る色の濃い色のニンジンが金時ニンジン、そして近年ではミニキャロット・紫・黄色のニンジンなども出回っています。
金時ニンジンは柔らかく独特な風味を持ち、ミニキャロットは甘みが強く皮つきを生で食べられるなど、種類によって特徴が異なるので、料理や好みに応じて使い分けると良いでしょう。
カロテン以外の栄養素
ニンジンには、カロテンの他にカリウム・食物繊維(不溶性)などが含まれます。
カリウムには体内にある余分な塩分を排出する働きがあり、この働きにより血液の循環が良くなり、高血圧予防をすることができます。
また、不溶性食物繊維は腸の働きを活発化させる役割を持つと言われる栄養素で、野菜嫌いな人が不足しがちなので、そういう方々が便秘になりやすい原因が、この不溶性食物繊維の不足であると言われています。
まとめ
今回は、ニンジンの栄養素について詳しく深堀してきました。
ニンジンが栄養価がいかに高いかということがご理解いただけたのではないでしょうか?
近頃は独特の香りの少ないニンジンなどもあるので、是非 普段の日常生活に取り入れてみてください。