相次ぐトラクター農作業事故!事故を減らすためにできること

 

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 実は、農林水産省が公表している統計によると、実は農作業事故で亡くなる方は現場作業を含む他業種と比較しても非常に多いのです。

 なぜ、ここまで死亡につながる事故が多いのでしょうか?

 今回は、特に死亡事故が多いトラクターでの農作業をピックアップして、事故の原因と対策について見ていきたいと思います。

農作業での事故が多い理由

 そもそも、なぜ農作業での事故が多いのでしょうか?

 本題に入る前に、まずはその要因について見ていきたいと思います。

農家の高齢化

 まず、農作業を行う方の高年齢化が進んでいることが大きな原因と言えます。

 近年では若手の農家も増えましたが、それでも高齢の農家が多く、若者とは比較にならない農業経験年数という強みはあっても、それ以上に体力・筋力・咄嗟の判断力などがどうしても落ちてしまうので、それが原因で事故が多くなると言われています。

農機具の買い替えの難しさ

 1世代・2世代前の農機具は、最新のものと比較すると安全性が不十分です。

 そして、どうしても使用年数が経つと劣化していくものでもあります。

 しかしながら、農機具はゆうに数百万円を超えるもので、おいそれと買い替えたりできるものではありません

 それにより、安全性が不十分な機械を何十年も利用されている方は少なくありません。

自然環境

 たとえ日常的に降る雨ですら、道路などで滑りやすくなるため、転倒のリスクはかなり高くなってしまいます。

 もちろん、雨以上の災害などではそのリスクは数倍にも跳ね上がります。

 そして、それだけでなく日本の地形は坂道や山道などの傾斜が多く、特に農地として利用されている土地には6割程度の割合で存在すると言われています。

 このように傾斜が多いことも、転倒のリスクに繋がりやすく危険因子であると言えるでしょう。

トラクター事故の原因

 それでは、なぜ農機具の中でも特にトラクターでの事故が多いのでしょうか?

 その原因は大きく分けると、「重心の高さ」・「スピードの出やすさ」・「稼働時間の長さ」の主に3つであると言われています。

 つまり、農家とは言い換えればバランスの取りにくい重機に長時間乗らなければならない危険な職業ともいえるのです。

 まずは、その認識をしっかり持ったうえで運転することを心がけましょう。

 特に多い事例を挙げると、ブレーキ連結を忘れてブレーキ時にバランスを崩して転倒するといったケース、そして坂道を登ったり下ったりする際に、片方の車輪だけ浮いてしまっていて、そこから転落・転倒するケースなどが挙げられ、転倒の仕方が悪いと死亡事故に繋がることもあり非常に危険です。

 また、トラクター作業は一人ですることが多いので、事故の発見に遅れることが多く、それも死亡事故が多い理由と言われています。

トラクター事故の対策

 それでは、事故が起こらないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか?

 農林水産省の統計によると、圃場を出る際の事故が最も多いので、圃場を出るときに必ず確認作業をしっかりと行いましょう。

 確認すべき内容としては、エンジンオイルの量・タイヤの空気圧・ブレーキの確認などです。

 事故が起きやすいような天候の際は、特に念入りに確認すると良いでしょう。

まとめ

 
 今回は農作業における事故の原因とその対策についてお伝えしました。
 

きゃろさん

農作業は命に関わる危険な作業であると、今一度しっかりと危機意識を持ちましょう!
 
 農作業に限らず、毎日の作業というものは慣れてくるとどうしても油断は生まれてきます。

 しかし、その油断が取り返しのつかないことを引き起こすキーとなることを、改めて思い返していただけたらと思います。