要注意!特定外来生物の持ち込みで罰金【最大1億円?!】

 

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 皆様は特定外来生物とは何かご存知でしょうか?

 実は日本の法律では、特定外来生物の持ち込みに対する厳しい罰金制度が定められているのですが、これが意外と知られていないのです。

 今回は、農業から見た特定外来生物についてお伝えしていきたいと思います。

特定外来生物とは?

 そもそも、特定外来生物とはどのような生物なのでしょうか?

 簡潔にまとめますと、生態系人の健康を脅かす外国由来の生物(動植物問わず)のことを指します。

 分かりやすい例で言うと、ブラックバス・ミドリガメ・ブルーギルといった外来種が日本に放たれたことにより、アユやメダカなどの日本固有種の数が激減し、日本中の川や湖の生態系が変わってしまいました。

 このように、種類によっては生態系のみならず、人体や経済状況などにも大きな被害を与える生物もおり、行政も目の敵にしている存在なのです。

農業に被害を及ぼす外来種

 その特定外来生物の中でも、特に農業に悪影響を及ぼす生物をピックアップしてご紹介していきたいと思います。

 中には「この生物も該当するの?」と思われるような生物もいるかもしれません。

アライグマ

 アライグマは、実ったトウモロコシ・スイカ・メロンを食い荒らすだけでなく、ビニールハウスを破るなど、農家にとっては大きな被害をもたらす生物です。

 農家だけでなく、漁業・畜産業従事者にとっても忌み嫌われている存在です。

ヌートリア

 ヌートリアは非常に大型のネズミの仲間で、水稲・ニンジンなどの食害を起こします。

 また生態系への被害も大きく、希少な植物や昆虫なども食い荒らす存在です。

マングース

 マングースは、沖縄で様々な被害をもたらすハブを駆逐できるとして放流されましたが、それが原因で大量繁殖してしまった動物です。

 農作物を直接的に食い荒らすといったことはありませんが、雑食の捕食者として非常に害悪で、沖縄中の生態系が破壊されています。

 ちなみに、マングースが繁殖した後もハブや農作物を荒らすネズミ類などの数はほとんど変化がないそうです。

オオキンケイギク

 オオキンケイギクは、雑草駆除や緑化目的で導入された5~7月頃に咲くキク科の植物です。

 見た目は非常に鮮やかできれいな植物ですが、根が非常に強く栄養分を独り占めするので、他の植物の成長を阻害してしまいます。

 これが原因で、様々な植物が絶滅の危機に瀕しています。

持ち込んだ場合の罰則

 それでは、特定外来生物を持ち込んだ場合、どのような罰則があるのでしょうか?

 まず、飼育栽培保管運搬輸入・販売・譲渡が禁止事項とされています。

 これが明らかになった場合、個人では懲役3年以下(項目によっては1年以下)、または300万円以下(100万円以下)の罰金、そして法人の場合は1億円以下(項目によっては5000万円)の罰金が課せられるため、厳重に注意しましょう。

まとめ

 
 今回は特定外来生物についてお伝えしました。
 

きゃろさん

もし、特定外来生物を見かけるようなことがあれば、役所に問い合わせてみましょう。
 
 確かに特定外来生物は、我々ヒトにとっては害のある生物ですが、彼らに罪はありません。

 しかし、もし見つかった場合などは基本的には殺処分されてしまいます。

 これは我々が生きるためには必要なことですが、余計な犠牲を増やさないためにも、絶対に外来種の動植物を野に放ったり種を撒いたりしないようにしましょう。