どんなサラダに加えても困ることがない上に、甘くて美味しく家庭菜園の中でも特に人気のあるミニトマト!
今回は、そんなミニトマトの栽培方法についてご紹介していきたいと思います。
もくじ
ミニトマトの特徴
まずトマトの分類として、大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトの大きく3つに分けられます。
この中でもミニトマトは、他の2種類に比べて実がつきやすく、収穫量も多いので特に初心者向きの野菜と言えるでしょう。
また、ミニトマトの苗の植え付けは5~6月頃なので、苗は既に大きくなっている頃ですが今のシーズンからでも栽培可能な野菜でもあります。
収穫までのスパンも比較的早く、1~2ヵ月ほどで収穫可能です!
ミニトマトに限らずですが、種からよりも苗から育てる方が難易度が低いため、初心者は苗から育てるようにしましょう。
家庭菜園の事前準備
ミニトマトの苗を購入する前に、まずは必要なものを整理しましょう。
最終的にミニトマトの植木はかなりのサイズになるため、1株に対して直径30cm・深さ30cm以上の大きめのプランターと、150cm~170cmほどの支柱を用意しましょう。
また、土はホームセンターや園芸専門店などで購入できる野菜用の培養土を用意すると良いでしょう。
そして、苗はある程度育ったものを買うのが失敗しにくくオススメで、つぼみの数が多いものや、葉が密にあるものは健康的なミニトマトなので、どの株を購入するか悩んだ際は是非参考にしてみてください。
育苗管理
5月上旬から6月上旬の間には、プランターへ植え替えを済ませておきましょう。
また、この時点で支柱を立ててしっかり根付かせることがポイントです。
ミニトマトは寒さに弱いので、もし15℃を切るような気候の日があれば、一時的に軒下に移動させたり、布を覆ったりして防寒対策を施しましょう。
そして、実がつくまでに肥料を与えすぎると、葉や茎に栄養が偏りがちになるため、育苗中の肥料は与えるとしても控えめにしましょう。
病害虫対策
ミニトマトは、特に今のような梅雨時に疫病が発生しやすくなるため注意が必要です。
また、害虫は育苗中はアブラムシ・ハダニなどが、実が付き始めたらカメムシ・タバコガなどが発生しやすくなるため、注意が必要です。
これらは薬剤の使用である程度の防除が可能なので、もしこういったものが現れた際はすぐに薬剤を使用するようにしましょう。
ただし、枯れていないのに茎や葉がしなってしまったり、果実や茎が腐ったり、葉がボコボコしたりする場合はウイルス性のものである可能性が高く、最悪の場合は株ごと処分しなければなりません。
特にアブラムシはウイルスを媒介するので、要注意です。
また、水やり不足による尻腐れ症にかかると、果実の下部が腐って食べられなくなるため、水やりは十分に行いましょう。
収穫
ミニトマトは、開花してから約2ヵ月ほどで収穫可能となります。
また、通常は9月頃に収穫シーズンが終わりますが、バランスよく栄養が取れて健康に育っている場合は11月頃まで収穫が楽しめる場合もあるため、是非健康的なミニトマトになるよう育ててあげましょう。