ニンジンを栽培してみよう!【家庭菜園マニュアル】

 

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 彩り良く、どんな料理にも利用でき、栄養価も天下一品のニンジン!

 ニンジンは家庭菜園では少し上級者向けの作物ですが、それでも栽培面から見ても人気の野菜です。

 今回は、そんなニンジンの栽培方法についてご紹介していきたいと思います。

ニンジンの特徴

 まずニンジンの分類として、長根種・短根種の大きく2つに分けられます。

 このうち、短根種は五寸ニンジンや三寸ニンジンなどの、私たちが日常的に食べているニンジンで、長根種は特定の地域でしか栽培されないような金時ニンジンなどの種類を指します。

 家庭菜園で栽培するとなると、ほとんどの場合が短根種を育てることになるかと思われるので、今回は短根種の栽培方法について述べていきたいと思います。

 また、ニンジンは基本的には冷涼な気候を好みますが、幼苗時は高温にも比較的強いので、家庭菜園では夏まきで秋~冬に収穫する栽培が最も適しています。

家庭菜園の事前準備

 ニンジンの種を購入する前に、まずは必要なものを整理しましょう。

 基本的にはベランダ菜園では難しく、もしベランダで行う場合は畝が作れるくらいのかなりの大きさ・底の深さのプランターが必要となるため、栽培場所の確保は必ず種を購入する前に行うようにしましょう。

 土はホームセンターや園芸専門店などで購入できる野菜用の完全堆肥がおすすめですが、土が酸性になると生育に悪影響を与えるので、苦土石灰をまくなど、土が強い酸性にならない工夫が必要です。

 また、畝を作る必要があるので、クワや成形用の板などがあると便利でしょう。

 そして、畝の作り方についてですが、タネまき予定の2週間以上前に完熟堆肥・苦土石灰を散布してから深さ20~25cmをよく耕します。

 この際、塊をほぐしたり石などは取り除いたりして、全体的に粒が細かく不純物をなくすような感覚で行うと良いでしょう。

 そして、幅40cm・高さ20cmほどの畝を作り、畝面はなるべく平らになるようにしましょう。

育苗管理

 畝の真ん中(幅20cmの位置)に幅2~3cm、深さ1cmほどの溝を引き、そこに2~3mm間隔で種を撒いていきましょう。

 そして、5mmほどの覆土をし、手やクワの背で軽くおさえてたっぷりと水やりをしましょう。

 ニンジンが発芽するまでに5~10日ほどかかりますが、発芽するまでは常に水を切らさないようするくらいでないと、生育に悪影響を与えるので、乾燥には特に注意するようにしましょう。

 また、ニンジンのタネは発芽するのに光が必要ですので、覆土は厚くなりすぎないよう注意しましょう。

 間引きに関しては、計2回ほど行うと良いでしょう。

 1回目は本葉1~2枚の頃に込んだところをすくように間引き、2回目は本葉3~4枚の頃に、葉と葉が重ならない程度に行います。

 そして、2回目の畝面に追肥し、肥料と土をよく混ぜながら軽く中耕して、株元に土寄せしましょう。

病害虫対策

 夏の高温期に黒葉枯病・黒斑病などの病気が発生することがあるため、もし確認されたら殺菌剤を利用しましょう。

 また、害虫はネキリムシ・キアゲハ・キンウワバの幼虫に注意し、捕殺できないほど繁殖した場合は殺虫剤を散布も視野に入れましょう。

収穫

 収穫時期に関してですが、三寸ニンジンはタネをまいてから100日程度、四寸ニンジンや五寸ニンジンは120日程度で収穫期になるため、十分に食べられる大きさになったものから収穫していきましょう。

 また、ニンジンは冬まで貯蔵することも可能で、その場合は、土がついたまま1カ所にまとめて土を掛けておき、任意のタイミングで掘り出しましょう。

 そして、収穫が遅れると根が裂けてしまったり、露出部分が緑化したりするため、土をかぶせたり早めに収穫したり…といった対策を講じると良いでしょう。